考えてみると、大学時代にウォークマンが発売されて以来、外出時に音楽を持ち歩かない日はありません。iPod から iPhone へとデバイスは変わり、AirPods イヤホンに変えてイヤホンケーブルがなくなるとカメラを持って街歩きをしやすくなり、とても便利。
iTunes には結構買い貯めた音楽が入っていますがいつも同じ音楽だと気分が変わらないので、最近話題の Apple Music をトライアルからはじめてみました。
一年契約がお得
まずは iPhone のミュージックアプリを立ち上げ、Apple Music のトライアルボタンを押します。
最初の3カ月は無料。トライアルが終わった後に始まる課金用のため、クレジットカード等の登録を促されます。実はこの時選択画面には個人(月払い$9.99)、家族(月払い$14.99)、学生(月払い$4.99)しか出て来なかったと記憶しています。なのでクレジットカードを登録してしまいました。
実はこの後一旦キャンセルしようとすると、画面には個人(年払い$99.00)というのが出てきていました。この料金は月払いを12ヶ月分続けた場合($119.88)と比較すると、$20.88 だけディスカウントになっています。
おそらく最初の入り方によってこの選択肢が出ない場合があるようです。この画面の入り方は、iPhone でミュージックアイコンをタップ→アカウント→アップルID→Subscription(購読)をタップ、の順です。こうすることで年払いのオプションが使えます。
「Apple Music 1年分」のカードというものも販売されていて、これを使えばクレジットカード情報を入れずに済みます。もし無料トライアル期間いっぱいまで使ってキャンセルした場合も、iTunes カードとして使えます。なお最初にクレジットカードで登録した場合は、カード登録をキャンセルしないとミュージックカードに変えることはできません。
登録が終わると、設定画面へ
最初に、好きな音楽のジャンルとミュージシャンを聞かれます。出てくる丸を好きな場合は1回、すごく好きな場合は2回タップします。これをやっておくと、後々「for You」のオススメやプレイリストに反映されるので、できるだけ正確に答えておくと、後からの楽しみが増えます。
好きなミュージシャンの中に私の好みが入っていない場合は、画面下の「ミュージシャンを追加する」ボタンをタップして加えておくと良いでしょう。
その場合、検索画面から好きなミュージシャンの名前を入れると、出てできます。
Apple Music の基本操作
アプリ内のメニューへのアクセスは、一番下のこの5つのボタンから。
1)ライブラリ〜自分で選んだ音楽やすでにダウンロードしている音楽
2)For You 〜 Apple Music からのオススメ
3)見つける〜ジャンルごとの音楽の候補
4)Radio 〜ストリーミング
5)検索〜アーティスト名や曲名から検索
ざっとこんな感じです。この5つを使いこなして行くと、 Apple Music が何であるかがわかってきます。
For You のプレイリストが面白い
登録時の好みによって Apple Music からの提案が出てくるプレイリスト。ここから iTunes に収録されている大量の音楽を、その時の気分で縦横無尽に楽しむことができます。例えば先ほど私が選んだ好みのアーティスト、スティービーワンダーの「プレイリスト」が早速出てきています。
さらに、その日その時に合わせて趣向を凝らしたプレイリストが出てくるのも楽しみ。音楽のジャンルを問わずに色々と聞いてみたい、ちょっとした時間にBGMとして音楽をかけたい時にとても役立ちます。
iCloud ミュージックライブラリが曲者
こんな便利なプレイリストを自分のライブラリに保存しておきたいですよね。最初にそれをしようとすると、「ミュージックライブラリが必要」と言うダイアログボックスが出てきます。「オンにする」をタップする前に、このライブラリの仕組みがわかっていないと、ややこしいことになるようで、私自身もしばらく理解ができませんでした。
「オンにする」をタップすると、
iPhone にあるミュージックを残しておきたいですか? 残す場合、iCloud ミュージックライブラリ と統合されます。残す場合、すでに iCloud にあるものに置き換えられます。
こんな意味不明な説明が出てきます。その意味は、パソコンの iTunes を開くとわかります。
ライブラリをオンにした状態で iPhone をパソコンに繋いで同期させようとすると、iTunes の接続先が今まで溜め込んでいたパソコンの音楽データではなく、新たに作られた「iCloud ミュージックライブラリ」というオンラインライブラリに置き換わります。結果として、パソコンの中にダウンロードしてある曲を見ることはできなくなります。
パソコン内のライブラリはそのままですから心配しないでください。ただ、オンラインのサーバーに強制的にアクセスさせられるだけです。
「削除して置き換える」という言葉の意味は、実際にパソコン上のデータが削除されるのではないので心配は必要ありません。これにはいくつかの問題があって、その最大のものはもし iTunes 以外で買ったアルバムや曲があると、永遠に同期はされないことです。
私の場合、このアルバムは iTunes では販売していません。CD でもほとんど出回っていないレアなアルバム。もしこんな場合、iCloud ミュージックライブラリをオンしてしまうと iPhone には入れることは絶対にできません。
覚えておきたい iClould ミュージックライブラリ設定のコツ
この問題を回避する方法は、以下の通りです。
1)最初にパソコンと iPhone をつなぎ、これまでパソコンに入れたアルバムと曲を完全に同期する
2)同期を確認したら iPhone から Apple Music の登録をする
3)iCloud ミュージックライブラリをオンにする時には、「ミュージックを残す」をタップ。
これがポイントです。この「残す」をタップしておけば、パソコンから転送して入っている曲はそのまま iPhone の中に残ります。
プレイリストの面白さ
膨大な曲が入っている iTunes を丸ごと楽しめるのが、このプレイリスト。自分でも作れますが、毎日のオススメが出てくるのが新鮮です。WiFi のない外に出ている時に聞く場合は、ダウンロードも可。ミュージックライブラリは無限ではないものの必要十分なスペースがあるようですが iPhone はスペースが限られているので、その時々で聞きたいものをサクッとダウンロードするというようなライフスタイルになるようです。
ダウンロードは、クラウド(雲)アイコンをタップするだけ。曲やアルバム以外に、プレイリストもできます。
今まで曲を買うのと同じですね。もちろん定額ですから、課金は発生しません。
プレイリスト内の全曲がダウンロードされて行きます。
アルバム単体もダウンロードできる
アーティストを探して、
出てきたらアーティスト名をタップ。
アルバムをタップ。
そのまま聴きたい場合は、再生をタップ。ダウンロードしたい場合は「追加」をタップ。
すると、お馴染みのクラウドマークが出てきます。アイコンをタップすると、ダウンロードが始まります。
追加されました。ここまではそれほど迷うこともなかったので、使いやすさという点では問題ないのではないかな、という感じです。
ラジオとは?
Radio をクリックすると、こんな画面になります。
ジャンルごとに沢山のチャンネルがあるようで、そのチャンネルからは音楽が流しっぱなしになります。BGM としてながらで曲をかけておきたい時など重宝しそうです。