ネットを使って情報を探す個人旅行に必須のスマホ・データ通信。旅行先の国でプリペイド SIM を入れれば、安価にデータ通信が使えるので、日本でも海外旅行者向けに期間限定の使い捨て SIM が豊富に用意されています。
私の場合、
・カナダ〜安価な携帯キャリア Freedom Mobile(月40ドルのTalk & Data)
・日本〜 umobile(月900円程度のデータ専用)
・それ以外の地域〜ローミングが安価な US 以外は現地でデータプリペイドSIM
こんな風にしています。使用しているのは、アンロック版のスマホ(iPhone X)。機種はともかく、今の時代はアンロックされていることが前提条件となると思います。
こうした暮らしをしているため、カナダにはこう言った SIM はないのかと良く聞かれます。最近になって、安価をウリにするキャリアのサービスを利用すると、旅行者のような短期滞在者でもプリペイドのようにしてデータ通信がスマホでできるようになる SIM が販売されるようになってきました。
一番便利なのは、第一ターミナル到着ロビー(エアカナダの直行便が到着するターミナルのロビー)に出店しているチャター(Chatr)。
ただしこの出店は旅行者の多い夏季によく見かけるので、年間を通じてという保証はありません。実際どうなるのかについては、下記ブログで検証してみましたのでご覧下さい。使ったのは、カナダ版 iPhone 6 / 日本版 iPhone X / カナダ版 iPhone X の3機種です。
契約時にクレジットカードを登録せず月ごとの支払いオプションを選び掛け捨てにすると、プリペイド SIM の用に使うことができます。
【大失敗】トロント chatr mobile の SIM を自分でアクティベート
【これは便利】トロント国際空港で短期滞在用 SIM を買う方法
自分でやろうとしたら色々間違えてしまい、観念して空港のカウンターでやってもらったらあっという間でした。
ダウンタウンに出ると、Public Mobile でも店舗で chatr と似た「掛け捨て」の契約をすることが可能です。
こちらも実際に検証してみました。
Public Mobile のプリペイドSIMを買ってわかったこと
ダウンタウンに沢山の店舗があるセブンイレブン。SIM カードはレジで言うと出してきてくれます。この SIM はデータ通信より、電話番号を持っておきたいという用途に適した料金設定を行なっています。これについても別ブログで検証していますので、下記をご覧下さい。
【検証】トロントのコンビニでゲットできる、セブンの格安 SIM「SpeakOut」を使ってみてわかったこと
どうしてもスマホを使いたいのであれば、こうやって「使い捨てのプリペイドSIM」的に使えます。またそれほどネットに頼らない2〜3日のトロント滞在なのであれば、Wifi ホットスポットで事足りる場合もあるかもしれません。念のため以下まとめておきます。
1)空港と空港快速
空港施設内と空港からダウンタウンを繋ぐ快速列車(UP Express)にはフリーWifiがあります。空港での接続は設定からWifiの指定をするだけで通ります。
快速列車内の接続はFacebookのアカウントを要求されます。個人的にこれはちょっと嫌な感じがしますので、使っていません。
2)ホテル&カフェ
ホテルの宿泊についているWifiサービスは、時間帯によっては遅い/繋がらないことが多く、スタバなどカフェでのネットはかなり普及していて、接続が簡単で安定しています。
カフェでネットを使う場合の注意
最近個人経営のカフェで「ラップトップを使ったネット使用を嫌がる」ケースが出てきました。主に学生さんが長時間座席を占領していることに対し、混む時間帯には使わないよう呼びかける動きです。そういった店には必ず入口やテーブルなどに掲示がありますので、周りをよく見て誤解を受けないよう状況に応じた判断が必要です。
これら無料の Wifi では、クレジットカードなどの決済は控えてください。もしスマホ上のカード決済をするなら、迷わず羽田や成田で海外向けルーターを借りるか携帯キャリアのデータ・ローミングをオンに。
カード系のトラブルに巻き込まれて面倒なことになる状況を考えると、1週間以内の旅行ならコストとしてネット環境を整えるのが得策と考えます。