モントリオールの個人旅行で重要な移動手段となる地下鉄・バスの公共交通機関、 STM(Société de transport de Montréal / http://stm.info/en)。今回はこの乗車チケットの買い方と使い方の基本をご紹介します。
モントリオールのダウンタウンには、No.1(緑)・No.2(オレンジ)・No.4(黄色)・No.5(青)の順番に1966年より開業した4路線(No.3は建設中止)が営業中です。これを乗りこなすと、主要なアトラクションや観光的な場所に簡単にアクセスができます。
(路線図はこちら)
乗車チケット及びスマートカードを買う方法の基本は地下鉄駅のチケットブースになります。かつては現金のみでしたが、現在(2018年8月)はカード可となりました。
チケット(OPUSカードも)はこの自動券売機で買います。写真はモントリオール中央駅。VIA鉄道からの場合は、コンコースのスタバ側にあります。
この写真は、モントリオール国際空港。国際線の出口そばにあります。
端末は、左側にディスプレイ、その左下にお札($5/$10/$20)、右上にはデビッド/クレジットカードの挿入口と、その下に暗証番号用のキーパッドがあります。OPUSのチャージをする場合は、ディスプレイとキーパッドの間にあるスロットにカードを入れます。
これがディスプレイ近影。
まずは英語にします(フランス語がわかる場合はそのまま)。
OPUSカードのリロードは、カードを置くと始まります。右側のメニューには、
・Reloadable OPUS Card(OPUSカードを新規に購入する)
・Non-reloadable card(通常の乗車券を買う)
この2つが出ていますので、今回は乗車券を購入。なお、この写真では画面をタッチしていますが、タッチパネルではありませんので念のため(間違っちゃいました)。
写真は空港の端末のため、3日券($19)、週末券($13.75)、1日券($10)の3つが出ています。
地下鉄駅の場合は全ての種類が表示されるため、数が多いのでページを送って探します。今回は1日券を買います。なぜ1日券を買っているかの理由は、下記ブログをご覧ください。
・【モントリオール】空港からダウンタウンへ格安アクセスができるSTM 747バス
お会計画面でカードを選択しましたので、この画面になります。キャッシュの場合はお札を左下から入れます。
最初に上のスロットにカードを入れ、下のピンパッドの画面を見ながら指示に従います。
念のために領収書のボタンを押しておきます。
右下の口にチケット領収書が出て来ます。
終了です。
料金(2018年4月現在)は、基本料金(1 trip)が $3.25 と、トロントと同様初乗り料金のみです。使い方は、紙の磁気カードを改札のオレンジの差込口から入れる形で入場します。
改札口の入場側の見た目。カードを機械に入れ、バーを押して入場します。
出てきた磁気カードの裏面には、乗車時間が印字されます。これは 1 trip 券だけの仕様。これが乗車したことを証明するレシート(proof of payment)で、駅員さんから提示を求められることがありますので大切に取っておきましょう。
出口の見た目です。バーを押して外に出ます。
この磁気カードにはもう一種類、基本の 1 trip に加えて下記の料金をカバーする Occasional Card があります。
このカードはスマートカードのようにチップが埋め込まれているので、タッチ式。
買う時には、下記の種類を選ぶ形になります。
2 trips($6.00)/10 trips($27.00)
1-day pass(最初の改札通過時より24時間 / $10.00)
3-day pass(最初の改札通過時より72時間 / $19.00)
Weekly pass($25.75)
Unlimited Evening pass($5.00/6pm-5am)
Unlimited Weekend pass(金曜午後4時〜月曜午前5時 / $13.75)
最新の料金は公式ウエブサイトを参照してください。
これとは別に、OPUS というスマートカード($6/払い戻しなし)も普及しています。これは日本の SUICA と同様チャージ式プリペイドカードです(購入してから4年間有効)。
駅構内にはクレジットカードを使ってチャージする専用端末があります。
4年間の有効期限がある OPUS カードがいつまで使うことができるのかを調べるのは、公式ウエブサイトにアクセスし、「Greater Montreal Area」の「Check the expiry date of OPUS card」をクリック。
カード裏面に印字されている 02-XXXXXXXXXX 12桁の番号を入れると、
買ったのは2016年でしたので、カードの有効期限は2020年と表示されています。
カードを買う時に路線図が印刷されたハンディなパンフレットも貰っておきましょう。旅行中は Google Map が便利ですが、いざという時にすぐに全体が見渡せる地図は大変便利です。