6月になると、気になる月末にかけて行われるプライド・イベントの確定情報。今回は公式ガイドブックを元に、ポイントをまとめてみたいと思います。
なお最新情報は、下記リンクから(英語)。
公式ウエブサイト:http://www.pridetoronto.com
公式ガイドブック:http://www.pridetoronto.com/wp/wp-content/uploads/2018-Pride-Guide.pdf
プライドと言えば最終日のパレード、はもう過去のこと。それ程充実したイベント・ラインアップを見ると、どこに行くかが悩みどころですね。まずはオンラインの公式ガイドブックでフィーチャーされているものを中心に、15のイベントをリストアップしました。
1)プライド旗掲揚
日時:6月1日
場所:トロント市庁舎前広場
2)AGO First Thursday イベント
日時:6月7日 午後7時~
場所:AGO 美術館
3)Showtunes Karaoke! カラオケ大会
日時:6月11日(月) 午後7時15分~
場所:The Second City Mainstage (51 Mercher St)
4)トロント交響楽団演奏会
日時:6月13日(水)午後8時~
場所:Roy Thomson Hall
5)NUIT ROSE フェスティバル
日時:6月13日~17日
アート・音楽・ダンス・映像の NUIT ROSE フェスティバル。最終日16日(土)午後9時から Light Parade を開催
場所など詳細:nuitrose.ca
6)Cabana Pool Party
日時:6月14日(木) 午後6時~11時
公式キックオフ・パーティー
場所:Cabana Pool Bar (11 Polson St)
7)Friday Night Live
日時:6月15日(金) 午後7時~
場所:ROM 博物館
8)Toronto Island Party
日時:6月17日(日) 午後1時~9時
場所:トロントアイランド島 ジブラルタル・ポイント
9)Aids Candlelight Vigil (キャンドルサービス)
日時:6月19日(火) 午後9時~
場所:Barbara Hall Park (519 Church St.)
【プライドウィーク(6月22日~24日)】
10)Night at the Aqueerium
日時:6月22日(金) 午後8時~0時
場所:トロント水族館
11)Street Fair フェスティバル
日時:6月22日(金)~24日(日) 正午~(金のみ午後7時~)
場所:チャーチストリート(ベイからダンダスまで歩行者天国)
12)2018 Trans March
日時:6月22日(金)午後7時
場所:チャーチストリート(Church at Hayden St)から出発
13)Dyke March 2018
日時:6月23日(土) 午後2時~
場所:チャーチ・ストリート(Church at Hayden St)からヤングストリートへ
14)Drag Ball
日時:6月23日(土) 午後6時~
場所:YDS メインステージ
15)Pride Parade
日時:6月24日(日)午後2時~
場所:Bloor X Church を出発
なお、閉会式は午後5時より YDS メインステージで。
鉄板は、プライド・ウィークの週末。チャーチストリートが歩行者天国になるため、歩いているだけでプライドな気分に浸ることができます。加えて5つ、個人的に気になるイベントを上のリストからピックアップしてみました。
5)NUIT ROSE フェスティバル
アートフェスティバルということですが、昨年まで行われていたのでしょうか? メイン会場のチャーチストリートとは離れた所で行われるようなので、ひと味違ったイベントになるようです。
7)Friday Night Live
博物館の営業時間外を利用して行われる人気イベントのプライド・バージョン。飲食をしながら(ルールあり)博物館内を歩き回ったり、クラブ風のライブバンドとDJがつくユニークなイベントです。
9)Aids Candlelight Vigil (キャンドルサービス)
なかなか賑やかなプライドですが、取材を始めた7~8年前は今ほどの規模ではなく、様々な問題に寄り添ったイベントが多く行われていました。これは、そんな当時を思い起こさせるものです。
11)Street Fair フェスティバル
チャーチストリートを歩行者天国にして行うお祭りには、パレードのある日曜日になるとジャスティン・トルドー カナダ首相もやってくる程有名なイベントになりました。ファミリーイベントとして、なかなか楽しい雰囲気を味わえます。
13)Dyke March 2018
最終日の大規模なパレードは有名ですが、アピールの強いダイク・マーチは、よりトロント・プライドらしさが表現されます。
年々規模が大きくなり、観客が増えるプライド。パレード直近の週末は、どこもごった返す人。
カナダのトルドー首相も常連さんです。
賑やかなのは良いことですが、あまり人が増えすぎると本来の趣旨からそれてしまうことも起きるかもしれません。イベントが盛り上がるのは結構なことですが、特にパレード沿道にはものすごい人が集まります。
場所によっては、一旦入ったら身動きできない状況になることもあります。お天気によっては30度を越す暑さになります。昔は消防車から盛大に放水をしたものですが、今はそういうことも控えめ。暑さ対策&水分補給ができるように準備をしておいてください。
ただ、ルート内にはスタッフがかなり配置されていて、中にはメディカル専門の方々もいますので、気分が悪くなったりしたらとにかく周りに声をかけてください。迷惑になるというようなことは一切ありません。プライドは皆んなで助け合う精神で行われています。
見どころですが、メディアとしてコース内を撮影してきた経験から言うと、ブロア交差点付近、ウエレズリー交差点付近、カレッジ交差点付近、ヤングダンダス・スクエア前は、かなりな盛り上がりがあります。
ブロア交差点はヤングに向かって曲がって行くので、他では見られない景色になります。スタート地点に近いここは、人混みをできるだけ避けてパレードを見るポイントとなります。
ウエレズリー交差点前にはコンドの前に大きな階段があって、ここが観客席のように使えるので見やすいと人気。歩行者天国のチャーチからも近いので、多くの人が集まります。
ここから南はずっとこんな感じで続きます。
カレッジストリート交差点付近。
ヤングダンダス・スクエア付近。ここは地下鉄駅の真上のため、パレードが始まるともう身動きができなくなります。
いかがでしたでしょうか。弾けるトロントの夏を、プライドで存分にお楽しみくださいね。