iPad pro(10.5インチ)を何とかメインで使って行きたいと試行錯誤する毎日。色々なことを iPad オンリーでやって行くのが最終目標。今回はブログを iPad 上で書きやすいようにと新しいアプリ「Textastic」を使い始めましたので、これについて書いてみたいと思います。
私のブログはインストール型ではないワードプレス(Wordpress.com)の、パーソナル(無料の一つ上)。機能は限定されますが、ラップトップからブラウザ経由での CMS アクセスがなかなか便利で、プランは下位ですが現在の自分の状況に合っています。
iPad のサファリ上でも操作の再現性は良く、ラップトップとほぼ同じ操作でブログを書き進めることができるので、純正アプリは次第に使わなくなりました。アプリの唯一の不満点は、複数枚の画像を挿入する時にギャラリーにならないこと。ほぼこれだけです。次期アップデートでこの機能が実装されることを願っています。
ブラウザの CMS を使っていると、細かな部分(画面のスタイルや文字の大きさなど)の変更が効かない部分が気になり始めました。CMS はネットに繋がっていることが必要。例えば飛行機上などオフラインを考えた場合の選択肢を持っておきたいといったこともあり、新たな選択肢があるのか、そういった興味が湧いてきました。
そこでいろいろと見て回ると Textastic Code 7というアプリが高評価で、これは良いかもしれないということになったわけです。
このアプリは試用期間がないので、使うためにはまずお金を払わなければなりません。$13.99 ですが、ここはちょっとドキドキですね。数日使った感じでは、
・オフラインで使える
・全画面で見ることができる
・フォントの大きさや画面のスタイルを細かく変えられる
・サクサク作業を進められる
・クラウドにもファイルを置ける
前評判通り、私にとっても使いやすいアプリでした。メニューはすべて英語ですが、
設定(Setting)では文字種とサイズ(日本語はなし)が選択可。
背景の色、カラースキームのセットが数多くあり、好みに近いものに変えることができます。
特に 10.5 インチのディスプレイは小さいので、文字の色やサイズを指定しながら画面いっぱいにテキストを表示させて書き進められるところは気に入っています。
コード・エディタといっても使い方はほとんどテキストエディタとして使うので、それほど大きくアプリの性能を求めているわけではありません。全画面でテキストを書くことができて、そこに最低限のコード(目次と小タイトル)を入れることができれば、あとはブラウザの CMS にコピーし画像を入れ込んで完成、という流れです。
ファイルの保存場所は、ローカル(アプリ内)と iCloud が選択可能。保存ボタンは特になく、最初にファイルを作った場所に自動保存になるようです。
一番下の Open…. をタップすると iPad のファイルシステムに入ることができるので、そこから様々な場所に行くことができますが、これはファイルを開けるだけで保存はできないようです。
唯一の問題はプレビューの日本語文字化け。
久しぶりに見るこのような画面。最初はテキストをしっかり書ければいいと割り切っていたので、そこは「まあ仕方ないかな」と思っていました。
それでも使って行くうちに「これで日本語プレビューの文字化けが解消されれば完璧ではないか」と考えるに至り、何が原因なのかを突き止めてみようと思ったわけです。
新しいファイルを作成する時に、文字のエンコードを選ぶことができます。ここ以外は設定を変えることができないので、デフォルトの UNICODE(UTF-8) を日本語に変えてみましたがうまく機能しません。
最終的に、書いているテキストの一番上に日本語指定のコードを入れる方法で解決しました。シンプルな方法であっけない程正しく表示されて、逆に拍子抜けしてしまったくらい。
もしかしたらもっと簡単な方法があるのかもしれませんが、これで機能しているので良しとしたいと思います。
一つのブログを書き終えるまでには何度も読み直しをする作業。これまではブラウザの CMS 上で行なっていましたが、Textastic を使うことで最初にテキスト全体を書く作業がかなり早くなったように感じます。それは、
・プレビューが早い
・全体を画面いっぱいにして見渡せる
こういった操作性によるところが大きいと思います。
例えば pro で書きかけたブログを mini で続るというようなことも、ファイルを一旦 iCloud に移しておけば無問題。さすがに画面は小さいですが、荷物に重量制限がある旅先でブログを書いておきたいというような時に、mini だけ持ち出して使えそうです。