フィルムカメラで撮影したものを現像してデータ化したいけれど、現像と同時にデータ化するとその都度料金がかかるので、スキャナーがあったら便利だと常々考えていました。
元々現像時にデータCDサービスを利用し、その後データのみ納品サービスに変わり(トロント)フィルムは適当な時にピックアップすれば良く大変便利でした。東京だとこういったサービスを近所で受けることができないため、スキャナー購入を考えたわけです。
用途はスマホで見たりラインで送ったりする程度ですから、安くて簡単なもので充分。そこで今回、サンワの 400-SCN024(定価11,800円)を買ってみました。(公式サイト)届いたスキャナは片手で持てるほど軽くコンパクトで、置き場所には困りません。
電源はアダプターが付属しますが USB 給電のため、付属ケーブルを使うとモバイルバッテリー等も使えるようです。
背面にあるスロットに SD カードを挿入。ここにデータが保存されます。
スキャンの方法はいたって簡単。 まず、現像済みフィルムを付属の専用クレードルの蓋を開け、
フィルム穴をノッチに引っ掛けるようにしてセット。
クレードルの蓋を閉じたらスキャナーの右側スロットに差し込み、電源を入れます。
クレードルを手動で左に動かすとディスプレイにフィルムの内容が見えますので、画面に収まるよう位置を合わせて丸ボタンを押すと、数秒でデータ化が終了し自動的に SD カードに保存されます。
この時、フィルムの種類を「フィルム選択」のボタンから選びます。
種類は、画面左下のアイコンで判別。フィルムのアイコンはカラーネガ。
B/Wは白黒。ポジもあるようです。ここを間違えると、データが変になってしまいますので、画面で仕上がりを確認しながら進めます。
データは手元の東芝 FlashAir カードに保存。電源が入った状態でWiFi 接続すると、スマホの専用アプリからデータにワイヤレスでアクセスでき便利です。
画像の修正はせいぜい露出補正程度のためスマホのアプリを使用。
買ってみて良かったと思った点は、ボタン一つという簡単な操作でそこそこの写真が入手できる点がGOOD。
精度を言うとキリがありませんが、手軽・安価・簡単にフィルムの内容を見たいなら、これで充分と感じました。