自作キーボードの組み立てに必要なスイッチング・ダイオード(Switching Diodes)。
最初は通常タイプのダイオード(写真上)を買ってきて基盤にはんだ付けをしますが、慣れてくると SMD という細長い足の部分がほぼ無いパターンに挑戦してみたくなります。
minidox のパーツキットに同封されていたテープ状のモノ(写真上)が最初に見たきっかけでした。当時は全く知識がなかったので、通常タイプのダイオードを買い直して使っていました(基板は両方可だったため)。
通常タイプのダイオードのはんだ付けにも慣れ、SMD に挑戦できるようになりしばらくすると、小分けパックをその都度買うのが面倒になり、Ali Express で買えるリールに巻かれた 3000pcs/1,599円(一つ 0.5円/1pc)に手を出すようになります。
リールにはこんな感じでテープ上にダイオードが格納されているので、それを引っ張り出して使います。
これまで使ってきて、品質に問題はないようです。さすがにこんなにいらないので、キットでは小分けにしているのですね。こうしたパックは、キーボード専門ネットショップで買うことができます。
とても小さく、取り扱いにはピンセットが必要と、なかなか神経を使います。
はんだ付けのポイントは3つ。
1)予備はんだを行う
ごく少量で充分。0.3ミリ極細はんだ(オヤイデ電気で売っていた)を使うとうまく行きます。
2)向きを確認する
ダイオード上の「T4」という文字の「T」の隣に線が引いてあり、これがカソード側(基盤上の図形の三角形の山側)です。ここを間違えると電流が通らず、キーが反応しないので注意します。
3)ピンセットでダイオードを基盤上を滑らせる
予備はんだをした部分の手前にダイオードを置き、こてではんだを溶かしたらダイオードを基板上で滑らせ、溶けたはんだに滑り込ませ、こてを離してはんだを冷やします。
この3つに慣れてしまったので、SMD ばかりになっています。